木工房じゅん(Craft Jun)

八ヶ岳南麓 木工品の製作販売 木工房じゅん(Craft Jun)からの情報発信です

針刺しの台(ピンクッション)試作

先般、参加した「台が原クラフトフェア」にて、ある方から針刺し台の制作を依頼されました。針刺し台を作ってくれる木工家を見つける目的もあって、フェアに来られたようでした。何人かに相談されたようなのですが、良い返事はもらえなかったようです。

現在使用の針刺し台は軽すぎて針を刺す時に台毎動いてしまい、使いづらいので、動かない重いのがご要望でした。

裁縫関連に全く知見がないのですが、おもしろそうなので、引き受けることにしました。取りあえず、試作品を作ってみるので確認してもらい、使えそうだったら、正式にご注文いただくことになりました。

試作品第1号は内径5cm、外形6cm、厚さ3cmで比較的密度の高いカバ材を使用しました。木の上では当然ながら軽く滑りました。どの程度の重さが必要かわからないので、裏側に大きめの穴を明けて、平ワッシャ(1枚20gある大きなワッシャです)を数枚入れるようにし、裏フタをする試作品2号も作りました。平ワッシャ枚数を増減できるので、どれくらいの重さの時に使いやすいか、確認してもらいました。

結果的には試作品1号で問題がないとのご返事をいただきました。

先日、布で作られた針刺し部分を台に接着された完成品を見せてもらいました。

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これをベースに最終的な寸法を決定し、制作することになりました。

試作品は周囲をきれいに磨いていないものでしたが、依頼主はこのサンドペーパー跡があるのが良いし、オイルフィニッシュしない木の色が好みと言うことです。

又、外周が四角でも良いとのことで、丸と四角を作ります。

四角についてはコーナー部に大きめの面取りを施し、その部分はサンドペーパー跡を残し、それ以外の平面はそこそこ研磨します。上の面も研磨します。内側は針刺し本体が入って見えなくなるので、バリやエッジは取りますが意図的な研磨をしません。

近日中に完成しますので、出品しようと思っています。出品ではオイルフィニッシュしようと思います。いわゆる濡れ色になると異なる2樹種の色合いもそれなりにおもしろいと思います。

クラフトフェアで当方含め出品していないものをご希望の方がいらっしゃいました。機会があれば、製作してみようと思っています。

未知のものを作るのはいろいろ勉強になります。