木工房じゅん(Craft Jun)

木工品の製作販売 木工房じゅん(Craft Jun)からの情報発信です

蜜蝋ワックスを作る

赤ちゃん用おもちゃ「木の音 がらがら」をやっと制作しました。

思考していたアイデアを形にしても、音が小さいのです。

f:id:craftjun:20140918131411j:plain

 

中の振り子の大きさや重さ、形状をいろいろ試作しました。やっと、木の音を奏でるようになりました。

制作の最後の過程となる塗装仕上げに悩みました。

赤ちゃんは音を喜ぶだけでなく、歯固めで口にします。

外材に安全衛生上問題があるわけでないでしょうが、国産材を使用しました。

口にする赤ちゃん用おもちゃでは無塗装も選択できます。

植物製オイルを塗布すると

・付着した汚れを取りやすい

・濡れ色になり木目がきれい(使用する赤ちゃんには興味ないでしょうが・・・)

・耐水性がある(植物オイルではその程度は少ししかないが・・・)

と、考えます。

通常、リボス社の植物性オイルを使用することが多いです。ドイツの安全規格をパスしていますし、唾液にも反応しなく幼児向けおもちゃに使用しても問題ありません。

塗料メーカーの作る木工用植物性オイルには、乾燥を早めたり、表面保護を高めたり、塗りやすさがあったり、浸透性が良かったり・・・さまざまな工夫がされています。

その為にいろんな無害で安全な植物性添加物が使用されています。

リボス社の場合、その添加物も開示されています。

又、FDA認可のまな板用オイルも安全です。

(接着剤はFDA認可のまな板に使用できる安全かつ耐水性のあるタイトボンドⅢを使用しています。これに取って代わりうる、より安全かつ耐水性のある接着剤を知りません。)

結局、その添加物自体を知らないが故の「本当に安全なの?」疑問であると思います。

今更、ドイツの安全規格内容を精査するのも困難だし、使用される成分について知見を得るのも面倒です。

蜜蝋ワックスも木工用含めいろいろ、販売され、それぞれ工夫されていることでしょう。従来3種類程の蜜蝋ワックスを使用していますが、蜜蝋が多い為に固く塗りにくいものやオイルリッチで使いやすいものなど、さまざまです。

と言うわけで、使用したオイルは食用エゴマ油。

 

自家製蜜蝋ワックスには食用エゴマ油と精製蜜蝋のみを使用しました。

安全安心がわかりやすいし、説明しやすいです。

 

自家製蜜蝋ワックスの製作

オイルを湯煎して、その中に蜜蝋を入れ溶融すると出来上がります。

気をつけることは蜜蝋融点60から65度を超えないようにすることだけです。

蜜蝋が20%を超えた蜜蝋ワックスは堅めで使いづらいです。

固く使いづらくならない程度に蜜蝋を入れました。10数%ほどになりました。

蜜蝋ワックスと言うよりも蜜蝋ペーストの言葉がマッチするようです。

蜜蝋ワックスは木の表面に薄く造膜します。このために多少なりとも耐水性がupしますし、手ざわりが良いです。

 

使用した蜜蝋とエゴマ

f:id:craftjun:20140917133934j:plain

湯煎が終わり、保存瓶に。

f:id:craftjun:20140917135655j:plain

ほぼ、固化しました。

f:id:craftjun:20140917161152j:plain

 

*初めてエゴマ油を使用しました。胡桃油よりも・塗りやすい・色合いがいい・乾燥が早い 感じがしました。今後、出番が増えそうです。