木工房じゅん(Craft Jun)

八ヶ岳南麓 木工品の製作販売 木工房じゅん(Craft Jun)からの情報発信です

《ノスタルジーなパソコンデスク》制作風景

出品サイトでは掲載できない制作風景をupします。

(作業をしていると、つい、写真撮影を忘れてしまいます。)

1日目 

午後からラフカット(材料を大まかに切断)し、所定の寸法に木取りしました。

2日目 

朝から作業開始。まずは天板の端ばめ加工です。天板とハードメープルスポルティッドの端ばめ材にルーターで溝加工して雇いざねを差し込みます。

溝より少しだけ厚い雇いざねは電子レンジで水分を飛ばし、更に木殺し(金槌でたたいて細くする)ます。接着剤を塗布して接合します。

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 好みがありそうですが、スポルティッド杢は好きです。何とも言えない自然の造形美と思います。塗装すると、細かい杢模様は見えなくなりますが、微妙な色合いの変化があり、おもしろいです。但し、スポルティッド杢には弱り(柔らかくなった箇所)があります。

幕板の加工も行いました。

3日目 

天板と端ばめ材の接着剤が乾いたので、整形します。

天板との接合部を面一(つらいち)にするため、端ばめ材の厚みと長さは天板よりわずか大きめにし、接合後、整形します。

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同様、幕板の部材接合部も整形します。

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胡桃材脚も加工しました。厚さ60mmの一枚板(板幅35cm位)から4本を木取りしました。従って、使用材の状況により厚さ・幅は55~58㎜ほどになります。

胡桃材も今回使用の木目がはっきりしているものと、そうでないものがあります。

10年以上前に丸太で購入した木材ですが、木目がきれいなので残しておいたものです。

在庫もこの作品に脚に使用するとして4セット分位になりました。一部、虫食い跡があります。どうしても長期保管していると、桜材程でないですが、虫に食べられてしまいます。桜材(丸太材購入の木目がきれいな水目桜)の中で特に柾目模様がきれいな材料をもったいなく使用できずに長期保管していたのですが、随分虫の餌食になってしまい、使い物にならなくなりました。

面取りまで作業しました。ここまでの加工は電動工具で行うので、労力は要りません。この後、鉋仕上げしますので、多少労力がかかります。

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 4日目

朝から天板の仕上げに使用する鉋刃研磨です。久しぶりに使用する寸六鉋です。昨今は小鉋の出番が多いです。横はぎ集成材も反りがあります。この反り部分を修正するために鉋で仕上げます。端ばめのよる反り対策を取っていますが、将来的に反りが発生しないとは断言できません。使用上問題がない程度と考えています。この後、面取り。この面取り鉋定規は自作で、調整式面取り鉋の台をはめ込むと、所定寸法の面取りができます。面取り寸法に合わせて、4種類準備しています。

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次に幕板の組み付け。取り返しがつかない作業なので慎重に取り付け位置を確認します。木ねじと接着剤で接合し、木ねじの穴はダボで埋めます。

ダボはわずかに穴より太いので、このままでは入りません。ダボも電子レンジで水分を飛ばした後、木殺ししています。ダボの場合、プライヤーなどの道具で挟み付けてから、金槌でたたくと楽です。木殺ししないで穴に入る太さのダボは痩せてしまい、隙間ができるのです。隙間が出来ても、接着剤が強固なので抜け落ちること無いのでしょう。今回は下側で視野に入ることもないので、拘らなくても良いのかもしれません。でも、手抜きに感じてしまうので、木殺ししています。引き出しの枠組を作り終えて、今日の作業は終了です。

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※「ノスタルジーなパソコンデスク(高さ調整式)」や「ノスタルジーなパソコンデスク#589」(2014.12月出品)の引き出しは写真上側の出っ張りがありません。

 

5日目

引き出しに底板、前板を取り付け完了。脚に鬼目ナットを取り付け、鉋仕上げをしました。これで加工はすべて終わりました。塗装前の写真です。

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(写真撮影のために鉋を下向きに置いていますが、刃先が直接、削り台に接しているわけでありません。鉋台はスペーサーの上に置いています。)

水性塗料2回塗りをして、乾燥中です。明日朝から、油性オイルの塗布が出来ます。

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6日目 

油性オイル塗布し、乾燥です。

7日目

乾燥後、細かい番手のサンドペーパーで軽く研磨します。仕上げのオイル(クリヤー)を塗布し、乾燥です。

 8日目

乾燥後、金具取り付け、脚底部フェルト貼り、完成です。