木工房じゅん(Craft Jun)

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ノスタルジーな色合い

 

やっと、求めていた色合いが表現できました。

レトロな家具、アンティークな家具と言われる類の家具を制作するに当たり、いろいろトライしてきました。人気のあるワトコ社オイル、ミルクペイントの白と茶色、特殊な塗料を使うクラック模様、意図的にキズをつけるエイジングなど。

いろんな方法で制作していく内に、自分が求めていることが少しずつ明確になってきました。

遠い昔の記憶にある小学校の板の廊下、机の天板、古い水屋に見られる茶色っぽくもあるやや黒光りした色合いを再現したいと。おぼろげな記憶なので、実際はちがっているだろうし、随分簡略的にデフォルメされていることと思います。

それらの板には当然ながらキズ・ヒビ・カスレなどがあるのですが、そういった部分は記憶にないのです。ただ、色合いにのみフォーカスされているのでしょう。

個人差はあるでしょうが、制作者には焼き杉の表面を磨いたような、長い年月使用による黒光りのようなノスタルジーな色合いに感じます。表面的でない深みのある色合いです。求めていた作りたい家具はレトロとかアンティークとは少し違う『ノスタルジーな色合いのする家具』でした。

 

下記写真は天板です。写真と現物の違いもあれば、使用する横はぎ集成材によってもかなり違う色合いです。

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下塗りに有色水性塗料を使い、上塗りに有色植物性オイル、更に仕上げに植物性オイルクリヤーを使いました。

下塗り及び上塗り塗料の拭き取り時と塗布後の毛羽立ちを取り除く研磨時に少しだけ意図的に濃淡をつけました。ほとんどは素材の持つ性質によって濃淡ができます。

・パイン集成材の硬い冬目と柔らかい夏目

・パイン材の油分の有り無し

・節

・端ばめに使用したメープル材のスポルティッド杢模様

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近日中に出品販売します。